和塾 定例のお稽古5月の第二弾は、矢島稔さんにお越しいただきました。
今回は現在、日本ホタルの会名誉会長でいらっしゃる矢島稔先生に「日本人とホタル」というテーマでお話を伺いました。
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和塾本科・矢島稔による「日本人とホタル」
平成28年5月25日(水)来迎山・道往寺
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矢島先生は1957年に豊島園昆虫館を創設後、多摩動物園に昆虫園やホタルの飼育場などを開設し「昆虫館の父」と呼ばれています。現在も群馬県桐生市にある「ぐんま昆虫の森」の名誉園長を務めていらっしゃいます。
「ゲンジボタルの一生」ということでホタルの生態についてのお話に加えて、昭和天皇のご要望によって始められた「皇居に蛍を定着させる」という取り組みについても貴重な皇居内の写真を拝見し、お話を伺いました。
矢島先生ご自身は、現在86歳。終戦後の1947年にアゲハチョウの生態に興味を持ってから昆虫一筋70年。「研究の成果が数十年かかることを覚悟して取り組まないと昆虫の研究はできない。だから優秀な後継者がなかなか育たない。」と現状の課題についてもお話くださいました。