市川海老蔵「新春花形歌舞伎」鑑賞と「つきぢ田村」美食の宴

和塾恒例「芝居茶屋」企画。新春1月の会は、海老蔵の「石川五右衛門」で幕開きです。

つきぢ田村の五味調和による和会席を楽しみ、ご主人によるお料理のお話しを聞いた後は、芝居茶屋恒例の「歌舞伎噺」。今回は、新著が上梓されたばかりの堀越一寿さんをお招きして、海老蔵のお話し、父君・團十郎さんのお話し、海老蔵による石川五右衛門の話しを拝聴。もちろん、堀越さんの本業?「大向こう」のお話しもたっぷりと。歌舞伎の楽しみがさらに広がる、楽しくて為になるお話し。「おおあたり〜!」と声を掛けたくなる講話でしたよ。

堀越一寿先生

席を演舞場に移して、後半はいよいよ「新春花形歌舞伎・石川五右衛門」を鑑賞。秀吉役を好演していた市川右近さんにご手配をお願いした切符は、花道近くのトチリの席。海老蔵の宙乗りも間近に楽しめるまさに特等席でありました。

外連たっぷり、火花が飛び、海老蔵も飛ぶ大スペクタクル歌舞伎を堪能して、いつものように贅沢でまたとない和塾の芝居茶屋。次回は、四月の「平成中村座」にて開催いたします。乞うご期待。

堀越一寿先生の新著「歌舞伎四〇〇年の言葉 学ぶ・演じる・育てる」は、全国の書店、Amazon等にて好評発売中です。みなさまもぜひ。