梅若猶彦

うめわかなおひこ

1958年大阪府生まれ。1981年上智大学外国語学部卒業。1995年ロンドン大学Ph.D取得。観世流能楽師シテ方。静岡文化芸術大学助教授。慶應義塾大学国際センター非常勤講師。

能楽師であった父、梅若猶義から手ほどきを受け、3歳から舞台に上がり、9歳で「土蜘蛛」のシテをこなす。1988年には、バチカンにてヨハネ・パウロ二世の前で演じた「イエスの洗礼」をはじめ、多くの新作能の節付、作舞、演出を担当。現代舞踊とのコラボレーションなどにも積極的に取り組む。さらに能の本質とは何かについて思索を深めている。能を通じての国際交流も活発におこなう。

著書
『能楽への招待』(岩波書店)