堀越一寿(ほりこしかずひさ)
歌舞伎大向弥生会・幹事。1970年、東京生まれ。
小学校の頃、父上に連れられて出掛けた歌右衛門の四谷怪談で初めて歌舞伎に触れる。劇場ではじめて声を上げたのが25才。大のお気に入りだった中村又五郎さんの名演に、思わず上げた「播磨屋ぁ!」が大向こうはじめとなる。それ以来、足繁く劇場に通い、頻繁に声を掛けるようになった。数年経ったある日、いつものように声を掛け終えた壽助さんは、年長の男性に呼びかけられた。この人が歌舞伎大向弥生会の幹事。連れられて紹介されたのが弥生会の会長さん。1998年、歌舞伎大向弥生会会長からその熱心さを認められ、同会初の二十代で会員となる。2001年、当時ホームページに載せた「コクーン歌舞伎 三人吉三」の劇評をきっかけに故・十八代目中村勘三郎の信頼を得て、親交を深めた。
歌舞伎の観劇数は年間100日以上、通算2000回を超える。ウェブサイト「All About」で歌舞伎鑑賞法をガイドするなど、歌舞伎の普及活動も行っている
東京生まれ。
著書
平成歌舞伎見物(ペンネーム樽屋壽助,PHP研究所,2004)