田村隆

たむらたかし

1957年「つきぢ田村」二代目 田村暉昭の長男として生まれる。祖父は初代 田村平治。
玉川大学文学部英米文学科を卒業後、大阪の料亭「高麗橋吉兆」に入門し、3年間の修業の後、「つきぢ田村」に戻る。「料理は五つの味(甘い・酸っぱい・苦い・塩辛い・うま味)の五つの味がうまく調和していなければいけない。それでこそ、食べるお客様はうまいと感じるものだ」という、創業者・田村平治の「五味調和」の心と味を受け継いでいる。調理場の最前線で腕を振るう一方、テレビ番組や料理学校の講師、料理本の出版など、一般に向けた食の普及活動も手がける。
2002年から東京日本料理業芽生会(3年間)、2006年から全国芽生会連合会の理事長を務めた(2年間)。
一般社団法人全日本・食学会理事。
2010年「現代の名工」厚生労働大臣賞受賞。社団法人日本料理研究会師範。趣味は中学1年生から続く、鉄道模型。
2020年12月22日 急性心不全で逝去。